現地の書店情報に飢えているあなたへ送る第1回・中国現地書店レポート【北京編】王府井書店 その1
第1回現地書店調査、行ってきました!
今回の目的地は北京です。
目的は本を購入することはもちろんですが、一番気になっていたのは、ネット書店と現地書店の売れ筋には違いがあるのかどうか?ということ。現地書店へ行き、やはり情報量に大きな差があり、売れ筋にも時差があることを実感しました。
まず1軒目は、北京で間違いなく大型書店に属する王府井書店。
王府井大街の入口に位置し、地下鉄出口から徒歩2分という立地。書店の目の前にはバス停もあり、抜群のアクセスの良さで読者を魅了しています。地下1階はグルメを堪能できる美食街となっており、本を見て時間を忘れた後はここでお腹を満たすことができます。
壮観ですね。王府井書店は無料Wi-Fi、クレジットカードを使用できます。
1階にはビジネス書やベストセラーが並びます。
1番のお目当ての小説は4階とのことで、迷わず4階へ行きました。
各列に平積みコーナーがあります。このエリアで一体どれだけの時間を過ごしたことでしょう。朝から食わず・ほとんど飲まずで14時までこの書店にいましたが、そのうち3時間半はこのエリアにいました(楽しくて夢中になっていたので、空腹感は全然ありませんでした)。
各平積みコーナーの様子。凝った想定、可愛らしい装丁、洗練された装丁と、どんな作品であるか、装丁から想像しながら手に取る本を瞬時に決めます。
知っている作家が多くないので、帯や裏表紙に書かれている情報を元に面白そうか判断します。平積みコーナーだけでもじっくり見ていると時間はあっという間に過ぎていきます。限られた時間の中で、私はあるコーナーに意外にも長くとどまることになりました。
おどろおどろしい表紙から事件性の匂いを察知して最初に足を止めたのがこの推理小説コーナー。ここで想定外の長い時間を過ごすことになります。これほど多くの中国の推理小説を見る機会はこれまでなかったので新鮮でした。
書店内がWiFi完備だったおかけで、気になる本については都度、Kindle電子書籍があるかネットで調べることができました。《心里罪》は電子書籍がありました。しかも5冊合わせて18元!本で買ったら軽く150元くらいします。紙で読むのも醍醐味、せっかく目の前に実物もあるし・・・でも分厚い・・と散々迷い、結局電子書籍にしました。
法医学者が書いたらしい《幸存者》,《无声的证词》などの本にも興味津々。こちらは電子書籍はないために紙の本を購入しました。
冯唐という作家さんのインタビュー動画を見たことがあり、うっすらと「官能小説を書く作家」というイメージだけ残っていました。その人とアマゾンでも上位にランクインされている《活着活着就老了》の著者が同一人物だと気が付いたのは書店に着いてしばらく経ってからのこと。
中国の書店で、棚を一段占有しているということは、現在売れている作家ということですね。どうやらこの方、”医学博士”、”元マッキンゼー”、”作家”という3つの肩書を持っているようです。
ネットで電子書籍があることを調べ、この4冊の電子書籍をセットで買いました。
(写真は本レポート用に私が勝手に陳列しています)。
つづく
こんにちは。
北京でのレポート、ありがとうございますー♪
私は個人的にはご紹介の有った冯唐氏の作品に興味が有ります。
今到着を待っている原書を読み終わったら(・・・っていつになる分かりませんが・爆)、次は彼の作品を読んでみようと思います(^^)/
レポートの続きを楽しみにしています♪
mango
mangoさん
こんばんは!
レポートを読んでくださってありがとうございます(^^)
私も冯唐氏の作品を読むのが楽しみです。もしかしたらドラマか映画になっているかもしれません(調べていないのですが)。この方のエッセイも興味あるのですが、小説を読んでからにしようと思っています^^