第2回中国語原書会@大阪★開催しました

どきどきの緊張の中、昨日、第2回原書会@大阪(本町)が開催されました。
初回の東京を上回る盛り上がりの中、時間が経つのがあっという間で、あれよあれよという間に終了となりました。
場所はSole de Mare.



カフェで予約OKなところは多くない中、快く予約を受け付けて下さり、
大変ありがとうございました。
今回は現地参加者7名+スカイプ参加者1名の計8名の開催となりました。
それでは、みなさんがご紹介された本を早速見て参りたいと思います@(・●・)@
今回も読みたくなる本ばかりでした。
★あまぐり師匠さん
「现代化的陷阱」 何清涟 著

女性学者による中国改革の誤りを指摘した本で、現在は中国において発売禁止となっているようです。著者も身の安全のため、現在は米国で活動を続けているようです。
「中国現代化の落とし穴 -噴火口上の中国」の邦題で翻訳版も出ています。
是非読みたい!と思いましたので、あまぐり師匠から拝借しました(^^)
何清涟のブログを探したのですが、見つかりませんでした。わかる方教えてください(>_<)
★中国語原書300冊マラソンの有一天さん
「生命之痛 社会能见度」 曾子墨 著
中国の刑事事件などを社会問題を中心にした番組の音声を文字化したものです。
話す表現力をつけるためにも有効な本とのこと。隙間時間を利用した読み方も、小説の読書よりしやすいのも利点ですよね。
関心をひかれるテーマが多く、刑事問題などについて話す力を鍛えるのにもっていこいの本でしょう。こちらもいずれ読むことにしました。大変興味をひかれます。

有一天さんがもう1冊紹介してくださったのが、
「只谈风月」 凤凰书品 (作者)

凤凰卫视の人気番組「锵锵三人行」の収録を文書にしたものです。
この番組はさまざまなHOTな人物をまねいて、ざっくばらんに話す番組で、
私も以前好きで良くみていました。
加藤嘉一さんも出ていますね。YouTubeで見られます(^-^)
こちらの2冊は空港で購入されたとのことです。
★Tさん
「鲁迅散文」

(ごめんなさい。タイトル全てがわからず、写真もぼやけていて申し訳ありません。。)
Tさん本当は、余华の「活着」を持ってきたかったとのことで、「活着」を紹介してくださいました。

(私の持っている「活着」を代わりにアップしますね)
家族を全て失って最終的に一人になってしまう主人公・福贵ですが、「それでも生きていく」というところにとても感じることがあったと語って下さいました。実は私が初めて読んだのがこの小説で、当時、哀しい結末なのに、心温まる想いを抱いたのを覚えています。細部は忘れてしまったのですが、原書1冊目にお勧めしたい小説です。
字数も12万字と多くないですしね(^-^)
中身はこんな感じ↓

チヒロママさん
(チヒロ絵日記に登場するチヒロママさんですよ!@(・●・)@ チヒロ絵日記を知らない方は漫画を是非ご覧ください。この面白さを知らないのはもったいなすぎます)。
チヒロママさんは英語の原書を2冊紹介してくださいました。

“Sarah’s Key” By Tatiana de Rosnay
10歳のサラはフランス人警官に両親とともに連れて行かれる際、弟を守るため、弟をかぎのついた部屋に隠しました。取調べが終わってすぐ戻る予定が、サラたちはそのまま屋内競輪場(ヴェルデイヴ)に収容されてしまいます。ここに大量のユダヤ人が過酷な状態でしばらく収容されます。そして数週間後、サラが収容所から逃亡してかつて住んでいた家に戻った時、そこには別の家族が住んでいた・・・・
映画化もされ、中国でも中国語版が発売されているというこちらの本。
これはもう、絶対読まなきゃ・・・と思っていたら、チヒロママさんがこの本をプレゼントしてくださいました。感激です。
(注)「サラの鍵」に間違った説明がありましたので、4/23一部訂正しましたm(_ _)m
“The Help” By Kathryn Stockett
60年代の人種差別をテーマにした本です。
女性主人公は子供の頃から自分の世話をしてくれた黒人メイドさんと、大学へ進学してからも文通を続けていましたが、大学を卒業し、実家に帰ってくると、そのメイドさんがいません。母親に聞いても本当の理由を教えてくれません。
主人公はその後、家事をテーマにしたコラムを書く仕事を得て、取材を始めるのですが、当時の社会では家事は黒人のメイドさんが行っていたようです。取材過程で主人公は、黒人は白人のトイレに立ち入ることが許されない、掃除をすることも許されない、といった人種差別を間の当たりにしていく・・・
というストーリーだそうです。
あえてアフリカ英語の表現が使用されており、やや読みづらい本のようですが、
こちらもいずれ是非とも読んでみたい本です(^^)
チヒロママさん、お土産まで持ってきてくださいました。
お気遣いありがとうございました(^-^)♪

★Tさん
「我的配音生涯」 苏秀 著
声優である苏秀のエッセイ集です。
“世上最动听的声音”とありますね。こちらの本には著者のDVDもついているようです。
こちらのサイトでエッセイを読めるようです。
Tさんも2冊紹介してくださいました。
「岩松看日本」
CCTVのキャスターとしておなじみの白岩松の著作ですね。
中国がどのように日本を見ているか知る上でも参考になるとの本とのことでした。

Tさんのお話で印象的だったのが、オーディオブックを使用した勉強法です。
Tさんはこれを「三位一体学習法」と名づけていらっしゃるのですが、その概要は以下の通り。
①小説を音声で聞く
②小説を読む
③ドラマを見る
実はこれ、海岩の作品ならではの方法なんですよね。
海岩は同一作品に対し、小説とは別にシナリオ版も出版しています。
また、ドラマの脚本も海岩が着手するため、ドラマの会話と小説で出てくる会話がほぼ一緒のようなのですね。
これを利用して、上記の①~③の方法で小説・ドラマ・オーディオブックを利用すれば、自然と表現を実につけられる、まさに「三位一体学習法」ですね(^0^)☆
実はTさんから参加者のみなさんに素敵なプレゼントがありました。
われわれ、このプレゼントに驚き、感激しました。
私にとってTさんは中国語の達人ならず、ITの達人です。
Tさん、プレゼントありがとうございました(^^)
★Kさん
「感悟日本」 毛丹青 著

留学生として来日した筆者が、日本の自然や文化の発見をつづったエッセイ集とのことで、
対日になっています。じっくり見たわけではないのですが、え?この日本語を中国の方が書かれたんだ・・・と思うような日本語エッセイになっており、私にはこれだけの中国語はおろか日本語は書けるだろうか、と思いました。
写真も掲載されており、きれいなレイアウトで学習用としても良さそうな本ですよ(^-^)
★あまぐりさん
あまぐりさんは急遽現地にお越し頂くことが難しくなり、スカイプで参加して頂きました。
「杜拉拉升职记」第1~3部

外資企業で奮闘するララの昇進ストーリーです。
個人的に大好きな小説で、これまで仕事で落ち込んだ時に、ララの頑張りに数え切れない程励みをもらったことがあり、大事な小説のひとつになっています。
あまぐりさん、現在は再読されているようです。
印象的だったのが、再読なのに難しく感じるとのこと。その理由として、
以前よりもより少ない労力でまとまった形で理解しようとしているがゆえに、読んでいる際に難しく感じるのだろう、と。中国語の力がさがったわけではなく、以前よりも少ない労力で理解しようと無意識に試みているため、そう感じるのかもしれない、と話されていたのが印象的でした。
うまくいえないのですが、あまぐりさんがこう話されるのを聞いてとても納得しました。
読書の形をとっても、いつまでも同じ方法・同じ速度・同じ集中力で読んでいるのではなく、ある程度自分に負荷をかけて読むことで、ひとつ上の段階にステップアップできるということではないかと思います。たとえば精読から速読への移行など。

私はこちらを紹介しました。
「狼图腾」 姜戎 著

文革の時代にモンゴル草原へ下放された青年が、モンゴルでの10数年にわたる実体験を元に描いた超大作です。狼の聡明さ、団結力、そして狼の存在ゆえに成り立つ、草原における生存のバランスなど、それまで抱いていた狼の印象が180度変わりました。
特に小説後半で、筆者が実際に狼を育てる過程がつづられているのですが、野生と切り離されても生まれながらにもつ野生の本能にとまどい、葛藤しながら、次第に衰えていく小狼のストーリーは今思い出しても心が痛みます。
長くなりましたが、昨日の盛り上がりはこちらでは書ききれないです・・・(^^;)
原書会あとの打ち上げでも、オーディオブックを使う読書法など、面白いお話満載でした。
みなさん語学暦が長く、語学の大先輩方たちで、大変勉強になりました。
刺激もたくさん頂きました。今後の勉強の糧にさせて頂きます。
名古屋、滋賀、神戸、大阪とさまざまなところからお越し頂き、本当にありがとうございました!
私の理解力不足で、みなさんの本への想いをありのままに紹介できておらず、申し訳ないです。
それでは、次回原書会のご案内です。
次回は東京で開催します。
■場所:都内
■日時:5月20日(日)11:00前後開始の予定(変更の可能性あり)
■人数:6~8人
■語学:中国語以外の言語も大歓迎です☆
詳細が決まり次第、ブログで改めてご連絡しますね。
今後、仲間うちでは新潟もいいね、と話しています。
個人的には東北(宮城)でも開催したいなと考えています。
また、次に関西で開催する際は、名古屋で開催する予定です。
もし参加を希望する場所がありましたら、お気軽にお声かけくださいね。
それでは、次回もどうぞよろしくお願いします(^-^)…..☆

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