❝書物を通じて相互理解を深めよう❞ 第5回「日中出版界友好交流会」に参加しました。

日中両国の出版関係者が集う交流会に参加してきました。

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初めて衆議院議員会館へ。

この会の主旨は、書物を通じた日中友好を促進すること。

本当に素晴らしい試みであり、第5回の今回に至るまで、この交流会を知らなかったことを恥じました。

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パネルディスカッションの様子。
写真一番右は、日中友好のために出版事業に携わる日本僑報社の段躍中さん。

私が原書を読み始めた頃は、「中国語力をもっとアップさせたい!!」の一心で、ベクトルが自分に向いた読書でした。その後、書物を通じて自分の知らなかった中国が目の前に広がってきた頃から、原書を読む動機に少しずつ変化が生じてきました。

恥ずかしながら、原書を通じて、中国にかつて文革、紅衛兵など動乱の時代があったことを知った私は、文学を通じて、相手の国に臨場感を持って近づき、理解を深めることができることを驚きとともに知ったのです。

また、結婚に対する価値観、考え方の違い、子どもを産んでからの生活様式、大学受験の重圧の差にも日中間に相違があることを、小説を通じて知りました。そのため、中国人から「何故、待機児童の問題はそんなに深刻なの?祖父母が見ればいいんじゃないの?」という問いが発せられる背景もすぐに理解できます。

会では、書物を通じて相手の国の文化、社会習慣、政治状況を知り、相互理解を深める大切さが、異なる発言者の口から発せられました。この交流会のメッセージはこれに尽きると思います。

宮本雄二さんの情熱のこもったお話が印象的でした。

より正確な相互理解は、文化交流から生まれる。

 

文化交流とは、相手の歴史と文化を学び、尊敬の念を持つこと。
互いに相手を理解するための手段として翻訳は不可欠。
しかし、翻訳には自国・相手の国に対する深い理解が必要である故に、簡単ではない。

日中の出版界(ビジネス界)が協力して、利益が拡大するような流れを作り、
その結果、両国の交流が広がる形を作りだしてほしい。

 

これが理想的な交流方法である、

との訴えになるほどなあと思いながら聴いていました。

興味深かったのは、パネルディスカッションでの以下の発言。

・東京国際ブックフェアに来る中国の作家は少ないが、アメリカのブックフェアでは中国人作家が多い。

・海外作品の中で日本語に翻訳されたものが最も多い。

 

・チェコ、ポーランドなどのノーベル賞受賞作品は英語に翻訳されるはるか以前にいちはやく日本語に翻訳されている。

 

・日本は世界最大の翻訳大国である(!)
・中国の作品が、日本を介して世界へ広がっていくことが意外に知られていない。つまり、日本は世界へ文学を紹介する重要な経路になっている。

 

来年開催される東京国際ブックフェアでは、中国が特別招待国となるようです。

「日中出版界友好交流会」は会を重ねる毎に参加人数・規模ともに拡大しているとのことですが、確かに会場には100人を超えると思われる人がいました。

この流れに乗じて、日中の出版交流がますます盛んになればいいですね。
日本の作品が中国で広まるだけでなく、中国の文学が日本に普及していく流れになることを祈ります。

文学の翻訳とは違った路線になりますが、私も国内の原書人口を増やすために自分にできることをやっていきたいと決意を新たにしました。

9/23から25までビッグサイトで開催されている東京国際ブックフェアに足を運びたかったのですが、今回は仕事・用事で行くことができませんでした。来年こそは行ってみたいです。

ブックフェア、日本人作家の講演だけでなく、各国の作家も招いたらどうでしょう?
今後の展開に期待大ですね。

 

 

 

保育園の迎えの関係で中座せざるを得ず、パネルディスカッションを最後まで聴けなかったのが残念でした。本記事について、私の理解が間違っているところがあるかもしれませんが、その場合はご容赦くださいm(__)m

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